日本人医療・福祉従事者のためのやさしい日本語セミナーを視聴しました!

7月25日(金)、当社も共催をつとめる「日本人医療・福祉従事者のためのやさしい日本語セミナー」を視聴いたしました。

「やさしい日本語」とは、日本語を母語としない人でも理解できるように言葉や表現をわかりやすくした日本語です。

「外国人とは英語で話せばいいのでは?」と思う方も多いかもしれませんが、日本で暮らしている外国人の方はアジア圏出身の方も多く、英語が通じないこともあります。

むしろ、「日本語が話せるか」と質問された際、日本に暮らしている外国人、いわゆる在留外国人の8割以上の方が「日本語が話せる」と答えたそうです。

 

外国人に対して「日本語は通じないかも…」と思うのではなく、「やさしい日本語なら伝わるかも!」と考えコミュニケーションをとってみるという意識を持つようにしようと思いました。

 

さて、実際に福祉・医療の現場で皆さんが外国人と関わるときは「患者」や「従業員・同僚」として関わることがほとんどだと思います。

本セミナーでは、患者としての外国人と、従業員・同僚としての外国人と、それぞれコミュニケーションを取る方法についても、述べられていました。

日本語で話すときに、やさしい日本語を意識することはもちろん、翻訳をするときにもやさしい日本語を使うことで、誤訳や誤解のリスクを下げることにつながるそうです。

 

では、やさしい日本語を使うにはどうしたらいいのでしょうか。

本セミナーの講師である黒田先生は、やさしい日本語のポイントである3つの「S」を紹介してくださいました。

この3つの「S」を意識して、実際にやさしい日本語の文を作ってみる時間もあり、一緒に見ていた社員たちも「どう言い換えればいいかな?」「どうすれば伝わるのだろう?」と楽しく考えながら見ていました。

 

また、外国人向けと思われがちな「やさしい日本語」ですが、その利用範囲はもっと幅広く、障害を持っている方や高齢者、お子さんにもうまく使うことで、より良いコミュニケーションに繋げていくことができるそうです。

 

「やさしい日本語」っていったい何だろう?から始まり、どのように使えばいいのか、どんな方に使えばいいのかを本セミナーではとても丁寧に説明してくださり、大変勉強になりました。

 

「やさしい日本語」を使うという選択肢が増えることは、誰もが安心して暮らせる社会を築く一歩であり、日本語話者にとっては「相手を思いやる心」を育てる機会にもなります。

今後も「やさしい日本語」の知識をもっと深めていきたいと思いました。

 

【お知らせ】

クイズもあり、練習問題もありで内容が盛りだくさんな「やさしい日本語セミナー」ですが、

今回、主催のふるサポ様、講師の黒田先生のご厚意により1か月限定でアーカイブ動画を配信していただけることになりました。

ご希望の方は以下のURLよりお申し込みください。視聴用URLをお送りさせていただきます。

医療・福祉従事者のためのやさしい日本語セミナー 視聴希望の方はこちら